rememberのゆめにっき

現実のことも書くが

語彙増殖③

一笑に付す 心許ない 忌避 上梓 加味 済し崩し エチュード 瑕疵 お茶を濁す バーナム効果 パブリシティ かまびすしい よすが スポイル 長ずる 無頼 寵愛 後添い 目を剥く 進退窮まる 韜晦 遁辞 退嬰 寡兵 得心 駘蕩 喝破 粗忽 箸にも棒にかからない 訝る 惑…

部屋を抽象的に模様替え

境弌は有り体に言えば、具体性のあるものが嫌いだった。具体性のあるものとは具体的なもののことであり、それは例えばスタッドレスタイヤ、草刈り機、突っ張り棒、傾いたテーブルの脚に噛ませた厚紙、蛍光灯、トイレ掃除用のバケツ、滑り止め付き軍手、キン…

語彙増殖②

寓意 なおざり おざなり 面従腹背 反駁 年百年中 後架 因 言い条 愚昧 沈思黙考 籠絡 円熟 偏狭 浅薄 虚室 荷役 臍を噛む 骨惜しみ 人足 却って 業腹 由 狭小 購う 同衾 折檻 或る 恭順 辞さない 催す 偶さか 眼目 精悍 破顔 胸襟を開く 困憊 喚声 ユニーク …

或るイメージの描写

境弌の家の敷地内には、いや敷地外にもだが、林があった。森と形容するには半端な広さと樹木の数だった。裏庭のそれは特にそうなのだが、繁茂した木々は年百年中日光をブロックしていて、どんなに快晴であってもその林の中は陰気だった。奥の方に進めばワラ…

狷介な老人が200人くらいいる

自分の語彙を増やすため、媒体を問わずとにかく自分が知覚した言葉のうち、意味が解らなかったり、曖昧なまま理解している言葉の意味を調べ、ノートに記す、という作業を数カ月前から行っている。ここで一回、それらの語句を以下に記したいと思う。 また、調…

ノードラッグ、ノンアルコールで爆発しよう

「今迷っていることがある」 「迷っていることとは?」 「薬を飲んで今の辛い状態を軽くするか、それとも飲まずに苦しいまま過ごすか」 「薬とは?」 「精神科の薬。脳に直接影響を与えるもの」 「辛い状態と言ったが、具体的にどんな状態?」 「……それはま…

パンダみたいな困り顔

バイト先のコンビニで、俺は一人の女子高生と同じシフトに入って一緒に働いている。背が160センチもない、キャピッとした感じの子だ。 結論から言えば、この子は甘えている。何か失敗をしても多めに見てもらおうとする。常に困ったパンダのような顔をしてい…

偽のオリジナリティ

remember-7.hatenablog.com こちらの記事の続きになります。 前回の記事で、私が芸術表現の中で一番影響を受けたのは音楽だということと、自分はその音楽を学びたかったのだが認めてもらえなかった、ということを記しました。 そういえば元々この一連の記事…

音楽への未練

remember-7.hatenablog.com こちらの記事の続きになります。 私は様々なジャンルの芸術を享受し、それを心のよりどころとして何とか社会にしがみついてきたのですが、その中でも特に自身にエネルギーを与えてくれたのは、音楽というジャンルだったように思い…

「反」の憧憬

remember-7.hatenablog.com こちらの記事の続きになります。 前回の記事で、自分が今まで傾倒してきたアーティスト/作家を記しました。ジャンルは多種多様ですが、自分自身の感覚で言えば、一番影響を受けたのは音楽だったように思います。実際に楽器を練習…

さまようパーソナリティ

私は高校を卒業した後、特にリベラルアーツを履修することもなく、フリーターとして職を転々としていました。その間、主にプライベートの時間で行っていたことは以下の二つです。 ①とにかく何か、自分の中の何かを決定的に変えてしまうかのような、強烈な個…

越境できる人は世界を信じている

aniram-czech.hatenablog.com リンク先の記事での、著者の言葉の中からいくつか引っかかったものがあった。 >これはすべて「私が彼だったらそうする」という話である。 >「死を覚悟したブロガーの世界一周ブログ!」とかで稼げないかなとワンチャン狙う。 …

未だ魂の底で燃え続ける緑色の炎

視界に在る壁や床のその真っ白さからは、保健室や病院、福祉施設といった、「医療」に関するものを想起させた。そこに、故河合隼雄先生が現れたものだから、俺はここを心理関係の病院だと判断した。 そこに2人の外人が現れて、俺に診察を依頼した(というこ…

女性のフォームで3ポイント

10枚以上の畳が敷かれていてそこは道場のようだった。明かりは点いていないようでまるで雷雲が立ち込めた日の日中のように薄暗かった。 その部屋の壁にはバスケットボールのゴールが掛けられていた。そこに俺が行っている学校の生徒のYさんが現れフリースロ…

暗みを持った白い光

今週のお題「ちょっとコワい話」 何かに対して恐ろしいと思うだなんて……そんな経験を最後にしたのはいつだろう? 恐怖だなんて、無駄に感受性が強い人間が抱く感情なんじゃないか。それは現実を曲解するくらいの瑞々しさをもった…… 幼少の時分、彼は六畳ほど…

かまいたちにでもやられたかのように

電車の中。多くの人が席に座っていたが、それらのほとんどは老人であった。俺はその老人たちを見て、以前福祉関係の施設で働いていたことを思い出した。 電車は緩やかなカーブを描きながら進行している。しかし前に向かって走っているのか後ろに向かって走っ…

3個で1パックのプリンを分離せよ

あくる日、このブログ界隈を彷徨しているうち一つの記事が目に留まった。その記事を概括すると、「子供の夏休みの宿題である算数の問題がTVで取り上げられていたのだが、その問題分にややこしい部分があり納得がいかない」というものであった。 その問題文…

もの凄い量の小雨、みたいなシャワー

年齢や身体的条件によってある程度差がある料金を払えば誰でも水泳や水を用いた遊戯を行える公共施設、に行った。 施設内にある、不特定多数の人間が入っても衛生が保たれるよう何らかの処理を施したと思われる水が張ってある場は、大別すると以下の四つに分…

本棚に抽象画を飾る

いくつかの判断材料から俺は今図書館にいるのだと結論付けた。くすんだオレンジのカーペットとベージュの壁が見える。空気に微塵も対流を感じず、人の手が加わったもののように感じたが、それはあくまでも人々にこの場を快適に過ごしてもらうための調節だっ…

脳内タスクスケジュールとワーキングメモリ

お題「手帳」 どのような身分の者であろうとおよそ人間社会に携わって生きていこうと思うならば、日々それなりのタスク、つまり用事や課題といったものをこなす必要が出てくる。例えばそれは、取引先との商談、新企画の会議への参加、発注依頼の電話を掛ける…

そのゲームはロマンシング・サガ3といった

7/25 ネットで注文した本が三冊、届く。 ・ゼロからトースターを作ってみた結果/トーマス・トウェイツ ・ファーブル昆虫記4 攻撃するカマキリ/奥本大三郎 ・娘の味 残るは食欲/阿川佐和子 バイトに行く。俺が行っているコンビニの系列は結構業務には厳し…

シャドウに殺人依頼

たった一枚の毛布に全身をくるんで胎児に様に丸まっている。その毛布をはぎ取ってしまえば一人の社会不適合者が現れる。彼は苛立っていた。後でわかったことではあるが、その苛立ちの原因と彼が何かから逃げるかのように毛布をまとっていたことは、少しの関…

3時間で100円とは安い

床、天井、壁、デスク、それらは全て、事務処理以外のことを考えさせない為に作られたような、飾り気の無いグレー。その空間の片隅に、何者かに案内されるように俺は移動する。その職場の制服であろうものを着た、俺と同じくらいの年齢の女性がデスクに座っ…

水没した街を泳ぐ

【七月二十日】 これは昨日の話になるので、一旦昨日に戻ります。 【七月十九日】 本を買った後、その本屋の近場の公園に行って、車の中で買った本を少し読んだ。車の窓をすべて全開にする。よく晴れていたが何故かそんなに暑くない。何ものにも属していない…

アルバイトの研修

【七月十七日】 レジカウンターの内側にいる。なぜそうなのだと分かるかというと、以前俺は中古の商品であれば何でも扱うかのようなリサイクルショップでアルバイトをしていたことがあり、そこのレジカウンターの中の光景とよく似ていたからだ。カウンター全…

エネルギーってなに

【七月十六日】 ……体が重い。最悪の寝覚めだった。肉体労働による疲労が体内に残留している。何もする気が起きない。今日はやらなきゃいけないことがあるのに……。 俺は体が熱を持っているような気がして、冷凍庫に入っていたアイスノンを疲労が激しい部分の…

星野源みたいな感じでお願いします

【七月十四日】 朝の九時頃バイト先の社長から、(自分の)体調が悪いから出勤してほしい、との電話があった。俺はこういう急な話は嫌なのだが、今日は特に予定もないので出勤することにした。大腿部が筋肉痛になっていた。 今日も二つのホールを周った。一…

牛乳を張ったバケツに足を突っ込む

今週のお題「好きなアイス」 「アイス」と聞いて連想するのはかちわり氷でしょうか。サイコロ位の大きさの氷にほんのり柑橘系の味がついているあれです。子供の時分これが好きでよくガリガリしていました。何故か家の冷蔵庫によくあったのです。 アイスには…

蟷螂が本を投げつけてきた

【七月十三日】 以前のバイト先から来てほしいと要請があったので出勤する。 バイト先のことを説明する。葬儀屋の仕事なのだが、直接遺体を扱ったりはしない。葬式の時には飾るものが色々あり、そのうちの「花環」と「盛籠」を俺たちは扱っている。部門で言…

尊敬するミュージシャンと一緒にトイレに入る

【七月十二日】 イオンに行って飲食店に入る。店内・店外との境目に、オレンジとピンクを混ぜたような色合いの四角形のオブジェクトの仕切りがあり、イメージに偏重した判断だがここは中華系の店だと思った。俺一人で四人掛けの席に着く。テーブルの色は黒だ…